サイファ 成田美名子
こちらも、今も宝物として持っている漫画です。
本当に宝物、私の青春。何度も読んだ作品です。
1980年代のアメリカが舞台。
美術学校に通う俳優のサイファ。
アニスは少しのきっかけで、サイファが双子で
しかも交互に学校や仕事に通っていることを知る。
二人を見破れたら、事情を知ることを許す。
そんな賭けのために、一緒に住む3人。
その過程で、二人の違いや、自分の惹かれた相手がどちらなのか。
…ここから知りたい人は、どうか読んで下さい。
これ読んでアメリカにNY に憧れたのは私だけじゃないはず。
当時、少女漫画なのに、薬物の話が出てきたり、ちょっと衝撃もあり、人が逃げることも肯定するし、
哲学的であり、人が再生するには、やっぱり人との出会いが必要で、それに気づけば、外にいくらでも世界は広がっているんだな。と言うことを教えてくれました。
いつだってサイファ(ゼロ)なんだよって。
そして、人は、誰でも人を裁こうとする、
シヴァにだってなってしまう。
30年たった今の少女漫画でもこういうのやってほしいな。
この漫画を読んで、ニューヨークに行きたくなって、洋楽を聞きたくなって、当時の自分をいつだって思い出せます。
成田美名子先生の作品は、あと何個かけるかしら。
あれと、これと、あれ。
楽しみ。
彼方から ひかわきょうこ
久々に全巻通して読んだので。
ひかわきょうこさんの作品は読破しているので、他の作品についても少しずつ書いていけたらいいな。
「彼方から」の話です。
異世界に飛ばされた、普通の高校生ノリコが、
最初に会ったイザークと言う青年と旅を続けていくのですが、ラブラブあり、ファンタジーあり。
とりあえず話が面白い!!
色んな事、一気に飛び越えて話の中にグイグイ引き込まれます。
そして、イザークがねッ。
読んだ人は分かると思うのですが、イザークがどんどん弱く生っていき、本当の強さに行きつき、そして自分の人生と自分を肯定出来るようになる。
カッコいいんですよ。
本当に。笑った顔とか、今回読んでもキュンとしましたもん。
ベルサイユのバラ 池田理代子
読んだ、読んでないは別として、知らない人はいないと思います。
伝説の少女漫画です。
男装の麗人オスカルがマリーアントワネットに仕え物語が動き出します。
私は、これでフランス革命を勉強しました。
最初に読んだ時は、オスカルが好きで、カッコいい~とロザリー目線。
出てくるドレスも目がハート♥
小学校の時、自由帳に真似して色んなドレス書きました💓 今もドレスが好きなのも影響受けまくり。
さて、自分が大人になってくると、
マリーアントワネットの孤独と虚しさが理解出来るようになってきました。そこにつけこむ伯爵夫人。本当の歴史は別として、フェルゼンとの恋がピュアであり、母として息子の病気に立ち向かい、最後の最後で初めて社会を知るという。
可哀想な女性です。
もう1つは、アンドレのカッコ良さが分かるようになってきました。
ツラい恋が報われるなんて!
でも、ハッピーエンドではないんだよね。
そこが、この物語のスゴイところ。
アンドレとオスカルが実は生きていて、南フランスの片田舎で子供と囲まれながら、幸せに暮らしてた。なんて最後だったら、ここまでの名作にはならなかったと思う。
この時代への憧れ、ドレスへの憧れ、宝塚歌劇団、
私の人生の色んなところで、この漫画は生きています。
フランス万歳!!!
このブログについて
このブログについて。
アラフォーの私が、少女時代から読んできた
数多くの漫画や本、そして見てきた映画の感想を
書いていきます。
忘れないようにメモしておきたくなりました。
少しネタバレすることもあると思いますが、
同世代の同じ趣味の方に、懐かしんでもらえたら。